このシナリオはジャケット裏に書いてあるので、そっくりそのまま転載になりますが… 優美ちゃん、鏡さん、片桐さん、虹野さんも出演。というか虹野さんオチです。 たった2言の出番でサラリとすごい事やっちゃう閣下は流石です。(笑) |
●北海道のホテル・売店前 早乙女「(受話器から)えっとね、優美ね、バター飴がいいなあ」 ○○「兄貴に頼んだらいいじゃない」 早乙女「お兄ちゃんじゃダメなの」 ○○「どうして?」 早乙女「どうしても。あっ、そうだ。優美、ホワイトチョコも欲しい なあ」 ○○「わかった。買っておくよ」 早乙女「ありがとう。楽しみにしてるね」 ○○「好雄のヤツ、緊急事態って言うから…」 紐緒「電話、うまくつながった?」 ○○「あ、うん、ありがとう。すごく助かったよ」 紐緒「電話の修理なんて指の体操みたいなものよ。それじゃあ、 私は忙しいから」 ○○「でも、公衆電話の構造、どこで憶えたんだろう? ま、い いか。それにしても虹野さん遅いなあ」 鏡「あら?」 ○○「あっ、鏡さん」 鏡「ごめんなさい。一緒に見学は出来ないわ。先約があるの」 ○○「い、いや、そうじゃなくて、虹野さん知らない?」 鏡「虹野さん? ああ、風邪をひいて寝込んでいるって聞い たけど」 ○○「ええっ、嘘! 部屋はどこか知らない?」 鏡「そこまではちょっと…」 片桐「What happen どうしたの? そんな大声だして」 ○○「片桐さん、いいところに来た。虹野さんの部屋知らない?」 片桐「虹野さん? あーたしか、三階の廊下、突き当たって左 の部屋のはずよ」 ○○「わかった、ありがとう」 片桐「You are welcome どういたしまして」 ―エレベーターに駆け乗る ○○「虹野さん、二日前は元気だったのに」 ―エレベーターが開く ドン! 館林「きゃあっ!」 ○○「おっと! ごめん、怪我してない?」 館林「あっ、大丈夫です。こちらこそごめんなさい。それじゃあ」 ○○「急がないと」 ―ドアをノックして、開ける 虹野「あ…」 ○○「虹野さん、大丈夫?」 虹野「今日は行けなくてごめんなさい」 ○○「そんなの気にしなくていいから」 虹野「で、でも。私は大丈夫だから、見学に行って」 ○○「一人で行ってもしょうがないよ。今日は僕が看病する」 虹野「あ、ありがとう。風邪をひいて、よかった…」 |